今回の「遠くへ行きたい」初旅は、山口県下関~山口市を旅します♪
すっかり「遠くへ行きたい 」でお馴染になりました“秘湯ハンター”ますだおかだ増田さんが紹介します♪
今回の旅先は、2016年に日露首脳会談で注目された山口県(下関〜山口)を訪ねます。
旅のはじまりはJR山陽本線の「下関駅」です。
まずは、年間200万人が訪れる下関の超人気観光スポット「海の幸を満喫! 唐戸市場」へ。
◆海の幸を満喫「唐戸市場」
平日は魚河岸が賑わっていますが、市場内では金土日恒例の「活きいき馬関街」が行われます。
目玉は、一寸変わった形式の“握り寿司”!好きな握り寿司を各店から選び、自分だけの一皿を味わう超お得イベント!
下関名物のふぐやくじらの寿司も1貫から食べることができるので色々な冬の旬が楽しめます。
市場の外は海峡に面した遊歩道になっていて、関門海峡の絶景を楽しみながら味わうことができます。
- 唐戸市場
山口県下関市唐戸町5-50
http://www.karatoichiba.com/
◆下関名物「ふぐ提灯」
唐戸市場からの街を散策すると、店の前に飾ってある大きな「ふぐ提灯」が目につきます。
ふぐ問屋さかい(酒井商店)は、昭和初期に下関最古参のふぐ問屋として創業しました。
フグの皮を風船のようにぷっくら膨らませて提灯にしたもので、先々代が考案したそうです。
- フグ問屋 さかい
山口県下関市中之町7-11
http://www.fugudonya-sakai.net/original.html
◆フグ問屋・料理店「さかい」
実はこちらの問屋さん、フグ料理屋も営んでいて、「冬一番の贅沢・天然とらふぐコース」は絶品です!
2016年10月12日に、農林水産省が地域の農林水産物や食品をブランドとして保護するGI(地理的表示保護制度)の対象として「下関ふぐ」が水産物として初めて登録されました。
- トラフグ専門料理店 ふぐ処さかい
山口県下関市中之町7-11
http://www.fugu-sakai.com/
次に「下関の奥座敷」と呼ばれる川棚温泉へ。
◆ 山口県民のソウルフード「瓦そば」
最近話題のご当地グルメ「瓦そば」は山口県川棚温泉が発祥の地!
開湯800年と言われ、毛利家の殿様や、俳人・種田山頭火もお気に入りだったそうです。
瓦そばは屋根瓦を直火で300度まで熱し、炒めた茶そばに薬味として香りと甘味が日本一とも言われる下関安岡産ねぎと、錦糸卵、甘辛い牛肉が美味!
味・色・艶・香りとも申し分ない山口県宇部の海苔を使用し、素材を生かしそれぞれの個性が調和した“贅沢な逸品”となっております。
宇治茶の香りがきわ立つ、“たかせ”ならではの味わいです。
- 川棚温泉 元祖 瓦そば たかせ
山口県下関市豊浦町大字川棚5437
http://www.kawarasoba.jp/
◆川棚温泉「玉椿旅館」
大正12年創業で元力士が創業者の玉椿旅館です。
大阪相撲の十両力士だった山口県出身の“力士・玉椿関”が引退後に玉椿旅館を始め、地方巡業に来る力士の定宿となった相撲好きにはたまらない旅館です。
旅館内では、手形や化粧回しなど大相撲にまつわる品々があり、往年の横綱の名前の付いた部屋もあります。
横綱誕生の度にその名を冠した客間を増築し、最初の客にその横綱を招待してきたそうです。
建物は建築技術の高さが評価され国登録有形文化財になっています。
- 玉椿旅館
山口県下関市豊浦町大字川棚5132
http://tamatsubakiryokan.com/549/
◆日本伝統のサウナ「石風呂」
山口県山口市にある山間部の徳地地区に現在も残る「野谷の石風呂」。
野谷の石風呂は、鎌倉時代から伝わる日本伝統のサウナで、東大寺再建の用材搬出の職人の病気や治療目的で俊乗房重源((しゅんじょぼうちょうげん)が作ったと伝えられています。
石風呂は高さ1.8m、花崗岩のドームで国の重要有形民俗文化財指定となっています。
石風呂は、薪を燃やして2時間ほど加熱し石を焼きます。その後、火をかき出します。
床に薬効成分がある植物や藁を敷き詰め、水を注ぎ、蒸気で蒸風呂(むしぶろ)にします。
蒸し風呂にゴザを敷いて着衣のまま入るサウナです。
- 野谷の石風呂
山口県山口市徳地堀1744
関連情報:京都府“京都市”賑やかな冬の京都旅
- ytv「遠くへ行きたい」
毎週日曜 朝7:00~放送
http://www.ytv.co.jp/tohku/
次回、2340回は土井善晴さんの琵琶湖周遊の旅です。