東京都大田区の「平和の森公園」へ4月の花木の観察に行ってきました!
今年は3月中旬から気温が上がり、平和の森公園のツツジやレンギョウを始め、他の花木も例年より早めに開花を迎えているようです。
関連情報:平和の森公園~4月ネイチャーウォーク~
今回の“旅すきsite”は、平和の森公園に咲く「ツツジ」をメインに公園内の4月の花木を紹介します。
園内の所々に赤色、白色、ピンク色のツツジが咲いていました。
ツツジは、ツツジ科ツツジ属の植物で、主にアジアに広く分布しており、ネパールの国花になっています。
ツツジの毒性
公園や歩道、盆栽などで見慣れているツツジですが、今回の観察で、種類によっては毒性の高い成分があることを知りました。
ツツジの花の奥には甘い蜜があり、種類によって異なりますが、特にレンゲツツジは毒性が強いため注意が必要です。
日本では、北海道南部から九州まで全国に分布しており、草原に多く自生しているそうです。
庭木としてもよく利用されるツツジなので、毒性が高いレンゲツツジの特徴を覚えておくと良さそうです。
花びらは朱色(オレンジ)で、花びらの色が黄色い種類をキレンゲツツジと言い注意が必要です。
ツツジ属の仲間
ツツジの仲間には、ツツジに花が似ているといわれているサツキやシャクナゲ、アザレアなどが有名です。
その中でも似ているのが原産地が日本の「サツキ」です。
ツツジとサツキの違い
躑躅(ツツジ)と皐月(サツキ)の簡単な見分け方は、雄蕊(おしべ)と葉の感触で判断できるようです。
雄蕊(おしべ)の数
雄蕊の数が5本~10本ならツツジ、5本ならサツキです。
葉の性質
葉の性質は、柔らかくフワフワした感触のものがツツジ、葉っぱは小さく、分厚く硬い感触はサツキです。
花の開花期
花期は4月初旬の春に咲き始めるのがツツジ、ツツジに比べ1ヶ月くらい遅い5~6月頃(旧暦の五月・皐月)に咲くのがサツキです。
咲き方
咲き方は、一斉に咲くのがツツジの特徴で、数日かけて順々に咲いていきますが、基本的にはツツジと同じように一斉に咲くようです。
花の色
花色は、ツツジとサツキは共に赤色、白色、ピンク色、紅紫色、黄色や複色など鮮やかな配色が楽しめます!
花木の移り変わり
平和の森公園の花木は、2月の初旬から『梅→コブシ→サクラ→ハナミズキ→ツツジ』と季節と共に移り変わり、花木がバトンを渡している様子が分かります。
平和の広場には、コブシやヤマザクラが終了し、純白な花を咲かせたハナミズキが咲いていました。
やはり4月のお花といえば、ツツジとハナミズキですね。
ハナミズキは釣りデッキ付近など数か所で楽しめました。
関連情報:平和の森公園~早春を伝えるシデコブシ~
4月に満開を迎えるレンギョウも今年はコブシの時期に満開を迎えてしまい、4月中旬には黄色く小さいお花なので早めの終わりを迎えていました。
ひょうたん池には菖蒲の葉が立派に育っていて、花を咲かせるエネルギーをパワーとして感じました。5月の開花が楽しみです。
5月の開花に向けて花を咲かせるエネルギーが感じられるのは菖蒲だけではなく、可愛い白い花を咲かせるシャリンバイやイロハモミジなど花を咲かせる準備をしている様子は私達にもパワーとして伝わってきました!
大森ふるさとの浜辺公園
今回はツツジの観察がメインで平和の森公園を訪れましたが、天気が良かったので「海苔のふるさと館」のある大森ふるさとの浜辺公園まで行ってきました!
関連情報:大森海苔のふるさと館~300年の歩み~
園内には、4月下旬~5月上旬が見ごろと言われれる藤の花が咲いていました!