海の京都の中でも“京丹後”は、古代太陽祭祀の跡とされている磐座や、神の山と呼ばれている兜山、常世の浜と呼ばれる夕日ヶ浦など絶景ポイント&神秘的なパワースポットが存在しています。
京都は、茶畑が広がる府南部地域“お茶の京都”、里山の風景を残す中部地域“森の京都”、美しい海の景観が楽しめる北部地域“海の京都”に分けて楽しむことができます。
海の京都エリアは、京都府北部の宮津市、京丹後市、舞鶴市、福知山市、綾部市、伊根町、与謝野町の7地域です。
今回は『海の京都 京丹後』のグルメ、絶景スポット、歴文化など冬の風物詩をご紹介します♪
◆久美浜駅
現在の京都丹後鉄道・久美浜駅は当時の県庁を模したもの。
駅舎は、明治初期に行われた藩置県の際に設置された久美浜県庁舎を模して作られています。
久美浜駅内にある観光案内所で日曜日は朝市を開催し、地元で取れた新鮮な野菜が並びます。
◆蛭児(ひるこ)神社
神の箱庭の一つの象徴とされており、通称は「日間の宮(ひまのみや)」と言いますが、古来から日留居大明神と称されていましたが、現在は“蛭児神社(ひるこ)”と表記するようになりました。
四神ヶ嶽に神とともに玄武、朱雀、青竜、白虎が降りてきたことから、四神ヶ嶽と表記したとのことです。
- 京都府京丹後市久美浜町湊宮1662
久美浜湾の出口近く
◆神谷神社(神谷太刀宮)
神谷神社は、出雲地方に多い、桁行き、二間、入母屋造りといった桧皮葺の大社造の系統をひく建物で、施されている彫刻も「太刀宮造」と称され この地方では例のない神社建築とされています。
神谷神社境内の一角に「巨大な盤座(いわくら)」があり信仰対象の岩とされています。
片方の巨石の割れ目の方向は南北に開いており、北向きの隙間の延長線上には北極星があり神秘な伝説のパワースポットとして知られています。
- 神谷神社
京都府京丹後市久美浜町1314
久美浜駅の北西300m
◆ミルク工房そら
ミルク工房そらは、実際にジャージー牛と触れ合い、そこで育った牛乳を味わうことができます。
生クリームなど入れず、ジャージー牛乳のみで作るバター作り体験やピザ作り体験も人気で、バターは牛乳の濃厚な味がします。
- ミルク工房そら
京都府京丹後市久美浜町神崎411
http://www.tango-jersey.co.jp/
◆葛野浜海水浴場
夏は海水浴は足をするようにして歩くと”キュッキュッ”と鳴ることから「鳴き砂」と呼ばれています。
V6の岡田准一主演の映画「海賊とよばれた男」で久美浜の葛野浜海水浴場、近隣の与謝野町の加悦SL広場などで撮影が行われました。
- 葛野浜海水浴場
京都府京丹後市久美浜町葛野
◆豪商 稲葉本家
稲葉本家は、織田信長の家臣団、美濃の稲葉一族の末裔と言われています。
約400年前にこの久美浜の地で糀製造で得た富を背景に廻船業を営み、千石船を使った日本海沿岸交易で金財をなした豪商です。
●郷土料理「ばらずし定食」
稲葉本家では昔ながらの“ばらずし定食”や名物“ぼたもち”などが有料で味わえ、陶芸やお香づくりは体験できる工房「匠処」や特産品販売所もあり人気スポットです
- 豪商 稲葉本家
京都府京丹後市久美浜町3102
http://www.inabahonke.com/
◆兜山
久美浜湾の南東部に位置し、標高192mの残丘で、久美浜の町のシンボルとなっています。
山頂には展望台があり、そこから美しい久美浜湾や小天橋を一望できます。
- 兜山(かぶと山)
京都府京丹後市久美浜町甲山
◆久美浜湾の牡蠣
久美浜湾は、京都府京丹後市の日本海沿いに広がる潟湖です。
日本海に面しており、北側には海をさえぎる小天橋と呼ばれる砂州が伸び、山陰海岸国立公園に含まれています。
夏は岩牡蠣、冬は冬牡蠣。久美浜湾の恵みを存分に受けて育った牡蠣(oyster)はひと味違います。
内海でミネラルが豊富なので、久美浜湾のカキは身が大きいのが特徴!
- 漁協直営 マリンプラザ
京都府京丹後市久美浜町湊宮1664
◆如意寺
関西花の寺二十五カ所の第7番である「如意寺(にょいじ)」は、高野山真言宗の寺院です。
如意寺は奈良時代に、行基菩薩(ぎょうきぼさつ)により開基され、門前に穏やかな内湾が広がり、豊かな自然と四季の花々に恵まれた絶景の地です。
- 如意寺
京都府京丹後市久美浜町1845
http://www.nyoiji.com/
◆久美浜湾遊覧船
遊覧船に乗り込み揺られること30分で小天橋へ!
山陰海岸ジオパークの代表的ジオサイトのひとつ、久美浜湾一帯を船の上から楽しめます。
- 久美浜湾遊覧船
京都府京丹後市久美浜町久美浜湾
●小天橋
小天橋という名前は、日本三景の天橋立に似ていることから名付けられました。
日本海と久美浜に挟まれた極小の砂嘴(さし)に人々の暮らしがある小天橋は、日本でも稀有な砂州です。
久美浜湾に張り出す桟橋と居並ぶ漁船の景観も美しく絶景ポイントです。
- 小天橋(しょうてんきょう)
京都府京丹後市久美浜町湊宮2026
◆夕日ヶ浦(別名:常世の浜)
京丹後市網野町の浜詰海岸は湊宮から続く全長8kmの白砂の浜の東端で、「夕日ヶ浦(ゆうひがうら)」とも呼ばれ、「日本の夕陽百選」にも選ばれる景勝地です。
夕日ケ浦西側散歩道から見る、岩場のシルエットが夕陽とマッチして絶景スポットです。
◆聖徳太子ゆかりの地で絶景と温泉と高級食材
竹野川の河口部に広がる町である「間人(たいざ)」。
絶対に読めない地名は、かつてこの地に聖徳太子の生母である間人(はしうど)皇后が争いから身を隠したとの伝承が残されています。
◆宿泊:間人温泉 炭平
京丹後市の久美浜湾(くみはまわん)で取れる冬の幸と言えば「越前ガニ」が有名ですが、牡蠣、ウニなど新鮮な冬の味覚が沢山あります。
創業明治元年、間人温泉(たいざおんせん)の料理旅館で美味しいお料理を味わいながら、水平線を見渡せる露天風呂とJAZZが流れる落ち着いた内湯で癒しのひと時を。
炭平が提供している“京丹後産コシヒカリ”は京丹後市が誇る一大農家「野木源」さんが大事に育てたお米です。
- 炭平 (すみへい)
京都府京丹後市丹後町間人3718
http://www.sumihei.com/
◆堀川ごぼう(聚楽牛蒡)
京の伝統野菜には変わったものが多くありますが、“堀川ごぼう”はその最たるものの一つといえます。
巨大な“堀川ごぼう”は、豊臣秀吉が構築した邸宅「聚楽第」(じゅらくだい)と縁があり、「聚楽牛蒡」とも呼ばれます。
丹後半島の間人(たいざ)でのみ栽培される希少な京野菜で、現在は料亭などの特別な料理に使われることが多いようです。
野木源さんの“京野菜 堀川ごぼうの酢漬け”は食卓にもう1品欲しい時に最高です♪
- 野木源
O・I・SHI・I AGRI FACTORY~
京都府京丹後市丹後町大山
http://www.nogigen.me/
「満天☆青空レストラン」に高級な“堀川ごぼう”を育てる“野木源さん”が名人として紹介されます♪
コメント
[…] 関連情報:京都府京丹後市“海の京都”京丹後を巡る旅 […]