今回の「秘密のケンミンSHOW」は、絶品の地元グルメ“おっきりこみ”を紹介します。
昔ながらの郷土料理「おっきりこみ」は、今でも家庭でもよく作られており、地域によって味噌や醤油など味付けが様々ですが、『おふくろの味』として愛されています。
“おっきりこみ”は、「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた群馬県の郷土料理です。
- 郷土料理百選
http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/recipe/
◆「おっきりこみ」とは
「おっきりこみ」とは、 幅広の生麺を、旬の野菜やきのこ(里芋、大根、きのこなど)と一緒にたっぷりの汁で煮込んだ料理です。
塩を入れずに打った生麺を煮込むため、打ち粉が溶け出してとろみが出ます。
◆主な具材
具材は、ニンジン、長ネギ、ダイコン、シイタケ、ジャガイモ、サトイモなどが多く、調味料は、醤油を使うことが多いですが、醤油と味噌を合わせたり、味噌のみというものもあります。
◆うどんとの違い
「煮ぼうとう」とも呼ばれ、“うどん”の仲間と勘違いされやすいですが、うどんとの違いは①麺に塩を加えないこと、②麺を汁に入れる前に茹でないことから“ほうとう”類とされているようです。
◆名前の由来
昔、養蚕農家で農作業を終えた女性たちが、栄養バランスも良く、手早く大量に作れる料理として作り始めたのが発祥と伝わっています。
麺を切っては鍋に入れ、切って鍋に入れる様子から、「おっきりこみ」と呼ばれるようになったと言われています。
地域によっては「煮ぼうと」や「煮ぼうとう」、「おきりこみ」とも呼ばれています。
◆おっきりこみ はや味
「はや味」の“おっきりこみ”は6種のきのこが入っていて出汁がきいた醤油味です。
はや味の「おっきりこみうどん」は、料亭で修業した店主が 丁寧にとった上品なだし汁と、大根、きのこ、にんじん、 里芋、とり肉などが沢山入った満足の逸品です。
- はや味
群馬県富岡市富岡51
富岡製糸場正門前
◆たちばな源氏庵
世界遺産に登録された富岡製糸場のすぐ近くにある「たちばな源氏庵」。
“たちばな源氏庵”の名物はやはり「繭うどん」です。
ここでしか頂けない“富岡シルクおっきりこみ”はお客さんから「何でこんなに美味しいの?」とよく聞かれるそうです。
“たちばな源氏庵”の手打ちうどんは、小麦粉に拘った群馬県産農林61号と北海道産小麦をブレンドし、まゆは富岡相野田の養蚕農家の生産まゆを使用しています。
共同研究の松田養蚕場にてシルクタンパク液に加工し、“たちばな源氏庵”の手打ち技術によって、ここでしか食べられない「つるつる」でコシのある“まゆうどん(まゆ美人)”が完成しました。
「秘密のケンミンSHOW」で「カレーきりこみ」が紹介されました♪
- たちばな源氏庵
群馬県富岡市下黒岩595
http://tachibanagenjian.com/
◆上州 田舎屋
昔から引き継がれた群馬の料理法が生きている田舎料理が味わえる「郷土レストラン 上州田舎屋」 です。
“おっきりこみ”は、醤油味ベースで元祖おふくろの味が頂けます。
故郷に帰省したような懐かしい店内です。
- 上州田舎屋
群馬県伊勢崎市曲沢町171-8
国定駅から2,221m
◆おっきりこみのふる里
「群馬県おっきりこみプロジェクト」に参加し、「祖母の畑のおっきりこみ」で優秀賞を受けた「おっきりこみのふる里」はテレビでも紹介されました!
「シューイチ」メンバーが「おっきりこみのふる里」を訪れ紹介されました♪
- おっきりこみのふる里
群馬県北群馬郡吉岡町上野田3366
https://www.facebook.com/gunnmafurusato