「遠くに行きたい」愛媛県“大洲市”伊予の小京都の旅 2/19放送 

今回の「遠くに行きたい」は、“伊予の小京都”と呼ばれる愛媛県大洲市を旅します♪

大洲市(おおずし)の人々が自慢の「肱川(ひじかわ)」と城下町の面影を残す「伊予の小京都」を紹介します。

旅のはじまりは、JR予讃線「伊予大洲駅」からスタートです♪

Twitter:国木田カレン

今回は、演歌歌手の伍代夏子さんです!まずは大洲の街の散策します。

大洲市は、愛媛県の南予地方に位置する市で、「伊予の小京都」と呼ばれる肱川の流域にある大洲城を中心に発展した旧城下町です。

◆伊予の小京都

Twitter:ソーラーさん(。・ω・。)

城下町だった面影が残る大洲の町を散歩します。

大洲の地形は山々に囲まれた盆地で、肱川の水運と江戸時代に大洲藩初代藩主が大阪の陣の功により、伊予六万石の城下町として栄えてきました。

Twitter:ゆかり

シュロの葉で繊細なバッタの草細工をする竹地巌さんに出会います。

城下町の面影を残す大洲の「大洲城」や白壁土蔵が美しい「おはなはん通り」は伊予の小京都の趣きが感じられます。

◆昭和の横丁

ポコペン横丁 k-rv.asablo

昭和の街並みを再現したレトロな「ポコペン横丁」は、懐かしのホーロー看板がズラリと並ぶ横丁です。

ポコペン横丁 骨董品

「ポコペン横丁」は、“大洲まぼろし商店街1丁目”として、昭和を思い出す骨董屋、オモチャ屋、駄菓子屋などがあり、懐かしいベーゴマや輪ゴム銃なども体験できる人気のスポット。

  • ポコペン横丁
    大洲市大洲103
    http://pokopen.yokochou.com/

◆大洲藩鉄砲隊

Wikimedia Commons

「大洲城」では、大洲城本丸にて月に一度、甲冑を身につけ火縄銃を演武する「大洲藩 鉄砲隊」の公開演習が行われています。

江戸時代に大洲藩にあった鉄砲隊を復活させるもので、本物の火縄銃を使用した迫力ある「大洲藩 鉄砲隊」には勇敢な女性も所属しています。

ytv「遠くに行きたい」旅人:伍代夏子

大洲藩鉄砲隊は、江戸時代、大洲藩にあった鉄砲隊を復活させたもので、五代さんも火縄銃の演武を見学します。

ちなみに昨年、NHK「いよ×イチ」、南海放送「NewsCh4」などで紹介された「輪ゴム火縄銃体験」は、毎月第3土曜日に開催されます。

  • 大洲城 Ozu Castle
    愛媛県大洲市大洲903
    http://www.ozucastle.jp/

◆「肱川の霧」が育む山の幸

Twitter:よっすぃ

大洲市の10月頃~翌年の3月頃まで、晴天の日には冷気に霧を伴った「肱川あらし」と呼ばれる強風が発生します。

肱川あらし予報情報サイト

1月25日に新曲「肱川あらし」をリリースした伍代さん。

その題材となった大洲の自然現象「肱川あらし」は、初冬の朝、冷え切った大洲盆地で発生した霧が肱川を伝って海へと流れ、強風が河口を吹き抜ける現象です。世界に類を見ない愛媛県大洲市でのみ観察されます。

◆巨大しいたけ「山アワビ」

JA愛媛たいき「おいしぃ〜たけ」

そして霧が育む特産のシイタケ農家の成高王洋(なるたかたまひろ)夫妻の畑を訪ね、立ち並ぶ原木椎茸を見学する。

原木にこだわった栽培方法で椎茸を栽培しています。

JA愛媛たいき「おいしぃ〜たけ」

県内でも生産量が一番の実績を持っています。

ytv「遠くに行きたい」旅人:伍代夏子

この原木で作られているのは巨大シイタケ「山アワビ」で、大きさは拳くらいあり、肉厚なことが特徴です。

巨大シイタケの食感はまるでアワビのようで、握り寿司のネタにもなります。

  • JA愛媛たいき
    http://www.ja-ehimetaiki.or.jp/

肱川を下って、海に面した町・長浜へ向かいます!

◆天然フグの珍味

全国商工会連合会HP

地元の天然活魚専門店「天然活魚 濱屋」の生け簀には大きなトラフグが泳いでいます。

店主の濱田毅さんによると、豊富に天然のトラフグが獲れるのも、肱川の恩恵だそうです。

過去に料理番組「料理の鉄人」に食材を提供したこともあり鮮度抜群です。

Twitter:鞘男

濱田さんから皮を使ったの郷土料理「もちゃ」を頂きます。

郷土料理「もちゃ」は、フグの刺し身と皮の歯ごたえが良く、そこに爽やかな柑橘のポン酢の美味しさとフグの旨味がたまりません。

  • 天然活魚の専門店 濱屋
    愛媛県大洲市長浜甲1018-1
    JR長浜駅から徒歩5分

次は、肱川の川漁師からは旬の「寒ボラ」を使った郷土料理をそれぞれ教わる。

肱川にはとっておきの郷土料理がまだあります。

◆郷土料理「寒ボラ」

北の海から~板前的生活HP

肱川の河口で漁から戻ったばかりの川漁師・上満武さんを訪ねます。

上満武さんが見せてくれたのは「ボラ」です。

Twitter:北村 航大 (顎の痛み) ‏

「ひゅうが」は、新鮮な魚を三枚におろし、刺身にする。白ごま、刻んだネギ、みじん切りにしたミカンの皮を調味料に浸け、味をなじませた後、炊き立てのご飯の上にかけて、もみ海苔などを振って食べる料理です。

◆郷土料理「焼干しアユ」

渓魚の燻製作りHP

「焼干しアユ」は大洲の藩主は、参勤交代の際に1ヵ月半かけて江戸の将軍に燻製にしたアユを献上していました。

焼きアユと呼ばれ、1年中アユを楽しめる保存食です。

この時期のボラは「嫁さんの腰巻きを質に入れてでも食べよ」と昔から言われるほど美味いそうです。

関連情報:「遠くに行きたい」新潟県“十日町市”雪国伝統行事の旅

  • ytv「遠くへ行きたい」
    毎週日曜 朝7:00~放送
    http://www.ytv.co.jp/tohku/

次回、2346回は櫻井淳子さんの千葉県の旅。