[歴史旅]長野県“真田幸村”戦国の魂に触れる

長野県上田市は大河ドラマ『真田丸』の舞台となり、真田幸村をもっと知ろうと沢山の方が訪れるようになりました。

長野県上田市幸村_サムネイル

そこで“真田幸村ゆかりの地”を巡る歴史スポットをご紹介します♪

戦国屈指の武勇を誇った真田軍の象徴と言えば赤備え(あかぞなえ)と六文銭ですね。

赤備え(あかぞなえ)とは甲冑、具足や旗指物などのあらゆる武具を赤や朱で色を統一した戦国時代の軍団編成の一種です。

長野県上田市_赤備え胴具足

長野県上田市_赤備え胴具足

戦場でも特に目立つ赤備えは、武勇に秀でた武将が率いた精鋭部隊によく見られるもので、戦国時代では赤以外にも黒色・黄色等の色で統一された色備えがありました。

◆上田駅

長野県上田市_上田駅

長野県上田市_上田駅

白色で統一された上田駅。夜になると建物に浮かぶ六文銭の模様がオシャレなデザインになっています。

◆真田幸村公騎馬像

長野県上田市_真田幸村

長野県上田市_真田幸村

昭和58年、JR上田駅お城口の水車広場に上田城築城400周年を記念して設置された眞田幸村(信繁)の騎馬像です。

【ポイント】騎馬像は、信繁の初陣時をイメージして造られており、胸の部分に六文銭が刻印され青年期の若々しい表情です。ぜひ胸の六文銭をチェックしてみて下さい!

像の背後には六文銭を刻印した軍旗型の時計が設置されています。

  • 真田幸村公騎馬像
    長野県上田市天神

◆上田城(上田城跡公園)

長野県上田市_上田城

長野県上田市_上田城

上田城は長野県上田市二の丸にあった城です。上田城は、真田幸村の父である昌幸が築いた平城で、「尼ヶ淵城」とも呼ばれています。

現在残っている城は、仙石忠政によって寛永年間に再建築城された建築物で、日本百名城 二十七番・日本夜景遺産に認定されています。

上田城は、信州上田真田丸大河ドラマ館や眞田神社、上田市立博物館、上田城真田茶屋などの観光スポットが集まっていることから、上田城千本桜まつり・上田真田まつり・上田城けやき並木紅葉まつりなどのイベントが開催されています。

  • 上田城
    長野県上田市二の丸6263−イ
    上田駅から徒歩約12分

「スタジオパークからこんにち」で“真田丸スペシャルin信州”の様子が紹介されています!

◆真田神社(眞田神社)

長野県上田市_眞田神社

長野県上田市_眞田神社

上田城本丸跡に鎮座する当社は、真田氏、仙石氏、松平氏という歴代の上田城主を御祭神としています。

もとは松平家の御先祖の御宮であり、松平神社と称していましたが、昭和28年に真田氏と仙石氏、松平氏の歴代全城主を合祀して、松平神社から上田神社と改称しました。

しかし、かつて市内にあった同名他社と紛らわしいことから、初代城主である真田氏の名を冠して、昭和38年に眞田神社と再度改称し現在に至っています。

真田幸村の神霊は「知恵の神様」として崇敬され、御守護符や合格祈願のお守りも人気を集めています。

  • 真田神社(眞田神社)
    長野県上田市二の丸3-3上田城鎮座
    上田駅から徒歩10分

◆刻まれた六文銭

長野県上田市_刻まれた六文銭

長野県上田市_刻まれた六文銭

真田神社の門柱には、真田家の家紋「六文銭」が施されています。

「六文銭」の家紋は、死んだ人間があの世へ行く途中に渡る三途の川の渡り賃が「六文」であったことに由来し、“命がけの覚悟”で戦場に望む決意で臨む姿勢を表すものであったと言われています。

【ポイント】重厚な本堂の鬼瓦や大棟を見上げると六文銭が施されています。江戸時代に再建されたもので六文銭は戦国期のまま残されています。

◆上田市立博物館

長野県上田市_上田市立博物館

長野県上田市_上田市立博物館

上田城二の丸跡にある博物館です。真田氏、仙石氏、松平氏と歴代続いた上田藩関係資料、重要文化財の織田信長・所用革胴服など、北国街道の宿場に関する資料などを展示しています。

真田昌幸の具足など歴代藩主の甲冑、武具が歴史を知ることができる貴重な博物館です。

また、この地方の特産品である上田紬(うえだつむぎ)、重要民俗文化財の染屋焼など、収蔵品は4万5000点が収蔵されています。

  • 上田市立博物館
    長野県上田市二の丸3-3
    JR上田駅から徒歩12分

◆上田藩主居館跡

長野県上田市_上田藩主居館跡

長野県上田市_上田藩主居館跡

関ヶ原の戦い後、信之が松代に写るまでの20年間、居館を構えた地です。

現在は上田高等学校になっており、江戸時代の面影を残す重厚な表門や土塀、土塁などが当時のまま残っています。

【ポイント】瓦にある家紋「五三の桐」は松平家のもので、江戸時代に真田氏→仙石氏→松平氏の順に上田藩主が変わったため六文銭は残っていません。

  • 上田藩主居館跡
    長野県上田市大手1-4-32
    JR上田駅から徒歩10分

◆芳泉寺

長野県上田市_芳泉寺山門

長野県上田市_芳泉寺山門

芳泉寺(ほうせんじ)は、歴代上田城主の菩薩寺として親しまれています。本堂裏手の墓地には真田信幸の妻である小松姫の墓があります。

小松姫は、徳川家康の重臣本多忠勝の娘として生まれ、家康の養女となり真田昌幸の長男・信幸に嫁ぎました。

長野県上田市_芳泉寺家紋

長野県上田市_芳泉寺家紋

【ポイント】小松姫は、家康の養女のため徳川家の家紋「三つ葉葵」が境内随所に見られます。山門の天井部分にも真田家“六文銭と徳川家“三つ葉葵”の家紋が並ぶのはとても貴重です。

  • 芳泉寺
    長野県上田市常磐城3-7-48
    JR上田駅からバスで10分

◆信濃国分寺

長野県上田市_信濃国分寺

長野県上田市_信濃国分寺

信濃国分寺(しなのこくぶんじ)は奈良時代、聖武天皇の勅願によって創建された古寺です。

境内には、国の重要文化財に指定された珍しい和様と禅宗様折衷の三重塔、本堂には薬師如来が安置されています。第二次上田合戦において真田昌幸が徳川方と会見した場所としても有名でえす。

  • 信濃国分寺
    長野県上田市国分1049
    JR上田駅~しなの鉄道で3分。信濃国分寺駅下車、徒歩5分

上田市街地観光には「信州上田まちなか循環バスぐるっと上田丸」をご利用頂くとスムーズな信州上田観光を楽しむことができます!

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